平和講話 ~被爆証言の会 山岡美知子さん~
「被爆証言の会」事務局 山岡美知子さんを講師に迎え、「平和講話」を実施しました。
被爆2世の山岡さんが平和学習ガイドを始めて10年間。今年度も全国57校の講話依頼を受け、七宗中は25校目とのことでした。
初めに平和を祈念して折られた千羽鶴を再生利用して作られたしおりと鶴をいただきました。
山岡さんは聞き手がわかりやすいような資料・見せ方を工夫してみえました。60歳を過ぎてからプレゼンを独学で学ばれたとのこと。
また、60歳過ぎてからラジオ「NHK講座」で英語を学び、単独で渡米、平和講話を実施されたこともあるそうです。「伝えたい」想いの強さを本日の講話からも感じることができました。
以下、生徒の感想より抜粋
◆小学校で少しだけ勉強したけれど知らないことだらけでした。◆被爆者のやけど、服など痛々しく、恐ろしいものだと改めて感じました。◆勘違いしていたこと、想像と違うことがたくさんありました。◆ここまで深く掘り下げた話は初めて聞きました。◆前に見た講話より写真がたくさんあって、絶対自分は経験したくないと強く感じました。◆平和を考え発明された『八木アンテナ』が核兵器に使われたことはとても残念です。◆日本が核兵器禁止条約に入っていないことに驚きました。◆3年前に弟が原爆について調べていたけれど、その時は一度も見ませんでした。あの頃の自分は関係のない話だと思っていました。◆私と同じくらいの子が戦争に巻き込まれていると考えると怖くなりました。◆お話を聞いて想像した何十倍、何百倍も痛く、苦しかったのだと思います。◆今の自分にできることはないかと考える機会になりました。◆『命のバトン』つないでいきたいです。今日の話を家族に伝えたいと思います。◆悲惨な出来事を伝え続けることの大切さを学びました。◆日頃から人にやさしく接すること、平等を意識したいと思います。◆戦争が難しいのはどちらかが明らかに悪いわけでなく互いが正義をもって戦っている部分だと思います。だからこそ長い時間をかけてでも戦争への考え方を改めていかなければならないと思いました。
何が起きたのか事実を知り、自分事として考えようとする生徒の聞き方も素晴らしいと感じます。山岡さん、よい機会をつくっていただき、ありがとうございました。