岐阜大学起業部の学生さんから学ぶ

岐阜大学と七宗町は地域協学で連携しています。その一環として、今回岐阜大学起業部が活動している場所に中学生が行き、指導を受けました。

初めに岐阜大学起業部について説明を受けました。「社会課題を解決する人材の育成」を目指し、岐阜大学上原教授が学生有志と立ち上げた岐阜大学企業部は、今年で5年目になります。

今年度部長を務めるのは岐阜大学地域科学部2年の方です。工学部、医学部など33名の学部生と院生が、文理の枠を超えてメンバーが集まっています。

紹介が終わったところで、さっそく学生さんから質問が出ました。「誰の、どんなニーズを、どのように満たしたい?」「訪れた方の体験価値をどう高める?」起業家精神あふれる学生さんからの質問に対して精一杯自分の考えを述べる生徒たち。鍛えていただく場となりました。

今回の依頼に際して事前に送付した資料を読み込んでくださっている方もみえました。課題を自分事として考え参加してくださっていることがよくわかりました。

関連のありそうな情報も準備してくださっていました。「大垣に行ったら水まんじゅうが食べたいと思う。そこで食べたら、やっぱりおいしい。だから水まんじゅうは売れるよね。」町外の方に商品を買っていただくには、七宗町の知名度を上げる活動が必要です。

秋のふる里まつりで販売したいと伝えたところ「とにかく大きな声を出して売るんだよ!」と体験談を交えたアドバイスをいただきました。どう売ったらよいか課題にしていた生徒にはこのシンプルな助言は響きました。

「七宗町の魅力をスイーツにたとえる」というコンセプトをほめていただきました。その上で、何を目的にするのか、考えることの大切さを教えていただきました。

初めは緊張していた生徒たち。質問に答えることで精一杯でした。しかし最後は自分たちから質問できる姿もみられました。

あっという間に帰りの時刻。充実した時はすぐに過ぎてしまいます。

自分たちの課題に対して、自分事として熱く語ってくださる大学生の皆さんは、みな魅力的な方ばかりでした。貴重な時間を私たちのために使っていただき、本当にありがとうございました。

小旅行気分で1枚。

帰りの高山線で卒業した先輩とばったり。今回の校外学習について、ちゃんと説明できたかな?夏休みの中間まとめで、一人一人がどんな気付きをもったか、楽しみにしています。